2018年8月7日です
西日本豪雨災害のあの日から、
ちょうど1か月が経ちました。
今日はフカイのスタッフ3名と一緒に
倉敷市真備町へ、片付けのボランティアへ
行ってきました。
予めWebで受付をしていましたが
沢山の方が来られていて
並んで少し待ちました。
AM9時~の受付ということでしたが
私たちが受付したのがAM8:46
しかしバスの配車は「H」でした。
ひとつのバスに50人乗せていましたので
すでにこの時点で350人もの方が
ボランティアに来て下さっている現状。
夏休みで大阪から仲間と来た高校生
横浜のNPO団体、一人で来ている人
外国からの留学生、老若男女問わず
みなさん、素晴らしいですね。
地元に住む者として、本当に感謝しかありません。
約15分ほどで到着し
ここで5人グループに分かれて
要請のあったおうちに電話をし
出向いていきます。
私はリーダーとなり
被災されたおうちに電話をし
今日の要請作業を確認。
必要なスコップやクワ、一輪車などを
準備して出発。歩いて行きます。
今回お伺いするのは、真備町の中でも
一番被害の大きかった箭田(やた)地区でした。
1か月が経ち、主要道路は車も通れるように
なっていますが、1本中に入ると、まだ泥や
砂ぼこりの道。田んぼや畑は泥で埋め尽くされていました。
ぶどう畑もすべて水につかり、
収穫前にダメになったようです。
この地区は小田川が氾濫し
おうちの2階まで浸水した地区です。
すべてのおうちの窓は未だなく
家財も床も何も無い状態でした。
もちろん住める状態ではありませんので
避難所や知り合いのおうちに住み
お昼は片付けに帰って来るという方が
多いようです。
約15分ほど歩いて、今日作業のお手伝いを
させて頂くおうちに到着しました。
おうちには70代のご主人がおひとりいました。
私たちは、お庭や駐車場に溜まったヘドロの
撤去をお願いされました。
フカイのスタッフ4名とボランティア参加の
女性1名で、カチカチに固まった泥を撤去し
土のうに入れて運びます。
今日の気温は37度。お庭や駐車場は直射日光です。
タイムキーパーを赤星君にお願いして
20分作業の10分休憩のルールで行います。
これは作業している人が熱中症にならないための
ルールです。
災害の日から1か月経ったヘドロはカチカチに
固まっており、大きなスコップで男たちが
力いっぱい撤去しようとしても、中々手ごわかったです。
休憩の時間におうちの方が
色んなお話を聞かせてくださいました。
あの日のこと、この1か月のこと、これからのこと。
「あの日、自宅で眠ろうと、うとうとしていたら
隣の方が今まで見たこともない血相で
ドアをドンドンたたき「逃げて!逃げて!」と
訳も分からないまま、命からがら逃げたけれど
一夜経って家に帰ると家の枠以外、何もなかった。
あれから避難所に住み、たくさんのボランティアの方にも
協力してもらい、家の中の床をはがして、泥を撤去。
しかし未だに着る服すら無い。
4年前にリフォームしたばかりの家だったのに」と。
他にも沢山のお話をしてくださいました。
聞いていると涙があふれてきました。
災害の日から1か月。
テレビや報道では、「断水も終わり、少し落ち着いてきたようです」
などと言われますが、現状は全く違うこと。
さらに、ここに住んでいる人たちは、
もっと違う思いを持ってらっしゃることを知り、
改めて私は長らくの支援をしなければと思いました。
14時 ボランティア終了時間には
おうちの方から、心からのお礼を言われ
「記念に会社の仲間で写真を撮ってあげよう」とパチリ!
そし最後に
「私の記念にしたいから私も入れて写真を撮ってくれ」と
一緒に記念撮影までしてくださいました。
一日も早い現場の復興。
被災された方の心の復興を祈っています。
※写真はおうちのかたの許可を得て
撮影させて頂きました。
「最後に」
倉敷市災害センターでは、毎日1000人以上の
ボランティアさんをお迎えするため
参加ボランティアのためのボランティアスタッフさんがいました。
その中で毎日駆けつけ陣頭指揮をとっていた丸口君。
「暑い中ボランティアをがんばってくれた皆さんに」と
かき氷を無料で振る舞っていた吉川さんを見つけました。
二人をはじめ、倉敷の経営者のみなさんの心からの支援に
頭が下がる思いでした。
今日はこれまで!
最後までお付き合い下さり
ありがとうございました。
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